エスプレッソマシンのグループヘッドに装着する、金属の取っ手が付いたバスケットホルダーです。バスケットに粉を挽き入れ、タンピングし、マシンにはめ込み、圧力をかけた湯を通してエスプレッソにします。ポルタフィルターがなければ、エスプレッソマシンはただの湯沸かし器です。
一緒に出てくる言葉がふたつあります。バスケット は中に入る穴の開いた金属のカップで、実際に粉を受けるのはこちらです。ネイキッド(ボトムレス)ポルタフィルターは注ぎ口を取り払ったもので、バスケットの底からショットが出てくる様子をそのまま見られます。チャネリングは筋になって現れた瞬間に見えるので、バリスタはこれで確認します。
もうひとつの役目は熱です。ポルタフィルターが真鍮で重いのは、その質量がショットのあいだ粉床の温度を安定させるからです。用途のわりに馬鹿げて頑丈な手応えなのは、そのためです。
ペーパードリップでこれに当たるのが ドリッパー で、V60、Chemex、カリタがそうです。役目は同じ。粉床を支え、形を決め、その抽出の性格を決めます。