Kono Meimon は、Hario V60 が生まれる前から存在し、その原型にもなったドリッパーです。1925年創業の小さな日本企業 Kono が製造する Meimon は、内壁の途中までしか伸びていない短いリブを持つ60度のコーンです。このディテール、つまりV60のフルレングスらせんリブではなく短いリブという違いが、Kono 独自のキャラクターを生み出しています。
コーン上半分にはリブがないため、コーヒーベッドが濡れるとフィルターが壁にぴったりと密着してフローを制限します。リブがある下半分では、ベッドが自由に落ちきります。結果として、上が遅く下が速いという2段階の落ちきりが生まれます。同じ挽き目のV60より総抽出時間は長くなり、抽出率は上がり、カップはV60より甘く、濃厚で、とろりとした仕上がりになります。
Kono 自身のガイドが推奨する基本レシピ:コーヒー20gに対してお湯300g(1:15)、中挽き、85〜90°C(Kono は中〜深煎りとの相性が特によいため、注目すべき低い温度)、3:30〜4:30かけてゆっくりと中央への連続注湯。Kono 専用フィルターを使用します。V60のペーパーより厚く、カップに影響します。Kono は昔ながらの日本の喫茶店で定番のドリッパーであり、明るさよりもコクを追いかけるバリスタにとって、V60の美しい対極となる一台です。