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生産

コーヒーの技と科学

The Craft and Science of Coffee

編集: Britta Folmer

植物の遺伝学から知覚と健康までをたどる共同執筆の旅。その広がりによってコーヒーを一つのシステムとして捉えられる一方、科学、産業、技術が混在するため、各章はそれぞれの資料と執筆時期に照らして判断しなければならない。

この本を選んだ理由. 産地、精製、焙煎、抽出での判断を別々の技術ではなく、相互に作用するものとして示す点に価値がある。

出版年2017 ページ556 読了8min

対応言語

  • 英語
The Craft and Science of Coffeeの表紙

オリジナル表紙 · Elsevier

どのような本か

コーヒーの技と科学は、コーヒーの全工程を扱う共同執筆の参考書である。レシピ集でも、実験研究の単行本でも、一つの機関が執筆した中立的な百科事典でもない。編者Britta Folmerは、通常は切り離されがちな遺伝学、農学、持続可能性、商取引、焙煎、抽出、感覚分析、消費の知見を関連づけるため、学術研究者と実務家による各章を集めた。ScienceDirectの紹介は、研究と経験のこの対話こそが本書の企図であると明確に定義している。

最も価値ある成果は、同時に最大の限界でもある。読者は農園からカップまで一つの決定を追い、遺伝学者、生産者、買付担当者、化学者、消費者のうち誰が語るかによって「品質」の意味が変わることを理解できる。しかし、異なるチームが執筆した20章には、共通の方法も同じ水準の証拠もない。化学的説明、文献の総説、現地事例、専門家の提言が同じ本に収められていても、それだけで同等の証拠になるわけではない。

20章と検証可能な構成

出版社による完全な目次から、構成を正確に記述できる。第1章から第3章は、コーヒーノキの遺伝的多様性と起源、高品質な栽培、収穫後処理を扱う。第4章から第6章は、環境的、社会的、経済的な持続可能性を分けて論じる。第7章は経験と実験、第8章はカッピングと等級付け、第9章は取引、売買、市場、金融、第10章はカフェイン除去を紹介する。

最も直接的に技術を扱う中核は第11章から第18章で、焙煎、焙煎化学、粉砕、風味の保護と鮮度、抽出、水、クレマ、感覚評価を扱う。最後の二章では尺度が変わり、一章は嗜好、儀式、消費の「ウェーブ」を、もう一章は社交性、パフォーマンス、健康を研究する。これは広告から再構成したものではない。Mercer大学図書館のカタログも、各章の題名と担当者を記載している。

この順序は、法則として明記せずとも、編集上の重要な主張を行っている。どんな一杯もグラインダーから始まるわけではない。生豆の組成、農業と収穫後処理の判断、保管、焙煎中に加えられるエネルギー、水の組成が、その後に抽出され知覚されうるものの範囲を定める。本書は、決定的な答えの集成としてよりも、関係の地図として最もよく機能する。

科学、技術、産業

Elsevierの書誌情報はFolmerを編者とし、当時Nestlé Nespressoに所属していたことを示している。産業界との協力によって、独立した手引書では一堂に会することがまれな専門家、工程、大規模生産上の問題に接することができる。同時に透明性も必要になる。本書は、生産、カプセルシステム、消費に具体的な利害を持つ企業から推進された。それによって各章が無効になるわけではないが、どの問いが優先されるか、またなぜ本文が科学と実践の調和を明確に目指すのかを解釈する助けにはなる。

Mercer大学図書館はImre Blankも編者として記録している一方、Elsevierの商業版表紙ではBritta Folmerだけが前面に出されている。Gotaの書誌情報は作業用カタログの主要責任表示を維持し、現物の標題紙裏を確認せずに著者表示を広げてはいない。この違いは小さいが、有用な原則を示している。書誌レコードは、商業用の表紙より詳しく責任表示を記述する場合がある。

焙煎と抽出への貢献

焙煎とその化学を扱う章により、物理的変化と香りの形成を区別できる。豆は水分と質量を失い、体積、多孔性、色が変化する一方、多数の反応が化合物を生成し、分解する。本書の有用性は、これらの層を一つにまとめることにあり、単一の「正しい」曲線へ還元することにはない。Baggenstossらによる時間、温度、香りの形成についての独立研究は、商業用ドラムと流動層システムで16化合物を追跡した。最終的な色が同じでも、高温・短時間の経路は低温・長時間の経路と同等ではなかった。同じ豆温度の履歴を再現すると、装置間で反応速度論は似通った。

この結果は熱履歴に注意を払うことを支持するが、一つのレシピをあらゆる焙煎機に移せると証明するものではない。実験では、特定の装置、コーヒー、終了基準が使われた。色だけで風味を要約することもできない。その後、八つの感覚研究を行った調査では、色と時間が風味特性に影響することがわかり、色がより強い予測因子となり、デベロップメント時間は時間的に重要な要素となった。関連性がデベロップメント比率を普遍的な法則に変えるわけではない。色、時間、原料、感覚評価を合わせて比較すべきことを示している。

抽出の節は、この論理をさらに展開する。一般的な九つの方法を扱った研究は、固形分、酸度、カフェイン、クロロゲン酸、ヘッドスペース化合物、感覚属性を測定した。エスプレッソは濃度が高く、長時間かける抽出は一杯当たりの総抽出量が多くなる傾向にあった。固形分とボディ、あるいはヘッドスペース強度と香りの強度には相関が見られた。しかし、比較されたのは特定のレシピと器具である。ある抽出方法の系統が常に優れているとも、相関だけで知覚の仕組みを特定できるとも結論づけられない。

受容と実際の有用性

Oil Slick Coffeeの書評は、本書の広がり、寄稿者の多さ、種子から消費者までの流れを評価している。有用な専門家による受容ではあるが、全体に対する学術的な査読ではない。20章を共通の基準で監査する詳細な科学的批評は確認できなかった。個々の章や著者が学術的に引用されていることは確かだが、一部を引用することで他のすべてが自動的に妥当になるわけではない。

本書は、すでに一つの段階を習得し、その隣接領域を理解する必要がある読者にとりわけ役立つ。焙煎士は、曲線を解釈する前に密度や収穫後処理を位置づけられる。バリスタは、水と鮮度が抽出可能なものを変える理由を理解できる。買付担当者は、等級、価格、持続可能性を関連づけられる。まったくの初心者には、情報密度と語り手の交代が、直線的な入門書ほど役立たない可能性がある。

何が古くなったか、どう読むか

2016年から2017年への移行期ごろに出版された本書は、当時利用できた文献のスナップショットである。それ以降、コーヒーの遺伝学、発酵研究、抽出モデル、焙煎計測、感覚規格は進歩した。生活に足る収入、価値の分配、気候危機、認証制度の限界をめぐる議論も広がっている。持続可能性の章を2026年の状況を自動的に要約するものとして使ってはならない。

最良の読み方は、各章を執筆時点が明確な入口として扱うことである。その参考文献を調べ、主張が実験、総説、専門家の経験のどれに由来するかを見極め、意思決定が実務に影響するときには後続研究を探すのがよい。本書は専門知識の必要性をなくすのではなく、どの専門分野を調べる必要があるかを知るためのものである。

版と相違点

選定された版のISBNは9780128035207である。BooktopiaKyoboは、初版、ハードカバー、556ページ、2017年1月4日という点で一致する。Elsevierのストアも「1st Edition」と表示するが、出版日は2016年12月16日としている。Google Booksと一部のカタログは、電子書籍のISBN 9780128035580を記載し、ページ数をxxv + 529ページ、またはデジタル版556ページと数える場合がある。

この違いは、著作権表示日、出版社の発売日、流通開始日に対応する可能性があり、ページ数も前付、本文、デジタルファイルの間で変わりうる。奥付を調べずに、どれか一つの説明を選ぶべきではない。Gotaは、独立した二つの書誌情報に裏づけられた印刷物としての版を明確に特定し、相違を版注に残している。この慎重さは、偽りの正確さをもつ単一の日付よりも多くの情報を伝える。

書誌情報源

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