April Brewer は、コペンハーゲンの April Coffee 創業者でWorld Brewers Cup二度のファイナリストである Patrik Rolf が設計したフラットボトムドリッパーです。2021年にリリースされ、ノルディックスペシャルティコーヒーのスタイルを体現しています。高いクラリティ、際立つ酸味、浅煎りから中煎り、そして明確なシングルオリジンキャラクターが特徴です。
April Brewer の抽出の仕組み
このドリッパーは、Kalita の3つの小穴ではなく、4つの大きなドレインスロットを持つフラットボトムを採用しています。開口部が大きいため、フローが制限要因にならず、落ちきりの速度はグラインドサイズと注湯テクニックで決まります。内壁のリッジがフィルターの密着を防ぎます。フラットボトム・オープンドレイン・リッジウォールの組み合わせにより、Kalita よりも Orea に近い挙動をします。フラットベッドの安定性と、ハンドドリップらしい速い落ちきりを両立します。
April は専用紙フィルターを販売しています。サードパーティのフラットボトムフィルターも使えますが、純正フィルターが最もフィットします。
April Brewer レシピの共通点
April ファミリーにはドリッパーが1種類しかないため、レシピはサイズよりもテクニックのバリエーションに焦点を当てています。Patrik Rolf が「アグレッシブ」と呼ぶ注湯スタイルが特徴です。通常より高いフローレートで強く円を描くように注ぎ、コーヒーベッドを積極的に撹拌します。これは Kalita や Chemex の穏やかな注湯スタイルとは対照的です。代表的なパラメータ範囲:
- 比率: 1:14〜1:17
- 湯温: 92〜96°C
- 粗さ: 一般的な V60 より粗め(中挽き〜中粗挽き)
- 総抽出時間: 2:30〜3:30
落ちきりの速さとテクニック応答性を持つフラットボトムブリュワーを求めるとき、ノルディックスタイルの浅煎りシングルオリジンを好むとき、または Patrik Rolf と April Coffee が自社のコーヒーに合わせて公開しているレシピを再現したいときは、April Brewer を選んでください。